ShimaMemo

ロードバイクに関する備忘録です。週末のための平日の過ごし方をより良くしてきたいです。

第64回秩父宮杯ロードレース(市民B 第2位)

当初、勢い半分で申し込んだ秩父宮杯ロードレース。
クラスは周回コースを3周走る市民Bクラス。
同じジャージの選手は自分を含めて7名での参加となり、とても楽しみだった。

■結果
第2位(出走100名、完走71名)
Time:50′49"
Ave.:38.25km/h

■レース振り返り
※備忘のつもりで書いたがえらく長くなったな。

<スタート前>
心配された雨もスタート前には止んでおり、路面もドライの部分がちらほら。
スタート地点では、後ろになると前に上がれないので先頭に陣取る。
運営側の挨拶が終わるといよいよスタート。

<1周目>
事前に打ち合わせた通り、チームの2番手に入り、この位置はレース中ほぼ死守した。
レース序盤、周りの選手もフレッシュのためアタック気味に前に出る選手も多く見られた。
が、慌てない。
早々に集団をコントロールしていただき、その分自分も余裕を感じ、落ち着いて走ることが出来た。
交差点の手前で2番手に上がり、最初の登坂へ。

☆1本目:2'40"、22.2km/h、87rpm

予定通りのペースを刻んでいただいた。
登りきった後の下り坂では前の方のラインをこれでもかと凝視し、なるだけトレースできるよう心がけクリア。
結果的に3回の下りでこの時が1番速かった。

<2周目>
1周目の登り返し辺りで一旦先頭が他のチームメンバーに入れ替わる。
その方とそのまま2周目に差し掛かった時、「牽かされてる」と声をかけていただき、早々に下がる。
そこからは先頭は1周目と同じ方になり、引き続き集団をコントロールをしていただきつつ2回目の登坂へ。

☆2本目:2'42"、22.0km/h、92rpm

この登坂も作っていただいたペース通りに走ることができた。
が、頂上付近でアウターに入れた直後、ガリガリという嫌な音とともにフロントの変速ができなくなった...
「これはもう終わったな」と思い、何回か変速を試みるうちにアウターに入った。再び火がつき、先頭を追いかける。
追いかけている途中、右コーナーの直前で落車の音が聞こえた。
車線右側に進路を変え、通り過ぎざまに左車線に視線をやると見覚えのあるジャージが...
心配になったが、後続も来ていたので止まれないと判断し前を追うことに。

登り返しで先頭に合流。
どうやらペースを落として走ってくれたようだ。
後ろで起きたことを伝え、残る2名で3周目に突入。

<3周目>
依然先頭集団に位置取り、他の選手の動きに注目しながら走る。
しかし、ここまで先頭を引っ張っていただいた方の脚も残り少なってきていたのか、4〜5人の選手に先行され始めた。
自分が行くしかないと思った時、車線右側から見たことのあるジャージがスルスルっと上がってきた!
思わずその方の名前を呼んでしまった。そのくらいの嬉しさと安心感だった。

そこからはその方が先頭となり、農園前のストレートまで牽いていただいた。
この牽きがなければまた違った展開になっていたかもしれない。運んでいただいてありがとうございました。
その後のストレートで他チームのアタックがあった。
自分は2番手なのに付き切れるかと思ったほどのアタックだった。危なかった。
そのまま全体の4、5番手で最後の登坂へ。

3本目:2'31"、23.6km/h、91rpm

「行け!!」の声とともに全開で回す。
早々に前を行く2人をパスし先頭で登坂する。
自分が先頭である。初めての経験だった。

ものすごくきつい時間だったので頂上までは後ろを見る余裕は無かったが、
息づかいがすぐ後ろで聞こえたので十分引き離せたとは思わなかった。
これは下りでどうにかしないとと思い、先頭のまま下りに入る。ペダルは休めなかった。
振り返ると2人いたが、差が詰まらなかったので下りは自分に分があるように思えた。
※この情報は最後に思い出せたら…

登り返しに差し掛かった時、後ろとの差はかなり開いていたように見えたが、脚を使い過ぎたのか登坂のペースは今ひとつ...
すると、途中で1人にパスされる。ここを付いていけるかどうかが勝負どころだったなぁ。
その後もう1人にパスされ、そのまま最後の短い下りを2番手の選手の付き位置で下る。

残り500m地点で先頭には追い付けないと判断し、2位狙いを決める。
最後のカーブを曲がる時、後ろも迫っていたのを確認。
残り200mを切った辺りで2番手をパスしそのままフィニッシュ。
リザルトを見たら3位との差は1秒も無かった。危なかった。

■全体を通して
チームの皆さんのおかげで獲れた結果なのは言うまでもない。
きっと、1人での出場だったらわけも分からないうちにレースは終わっていただろう。
ただ、今回初となるロードレースではチームで臨み、
・ロードレースとはどんなものか
・チームで走るとはどういうことか
・集団のコントロールとはどういうことをするのか
ということを終始1番良い位置で体感することが出来た。
もちろん、反省点も多く、課題もまだまだ山積みではあるが、今回はこれらを経験することができて本当に良かった。

チームの方々には感謝の気持ちでいっぱいですし、練習をさせていただいている方々のおかげでもあります。
まだまだ駆け出しのレーサーですが、色んなことを学んでレーサーとしての経験を積んでいきたいです。
本当にありがとうございました。